本日の対談:フットサル界最高峰のシルキープレイヤー 中島孝

平林:今回のお相手は、フットサル界で子供から大人まで幅広く絶大な人気を誇り、バルドラール浦安のフィールドプレーヤーとしても活躍する傍ら、少年サッカースクールで指導者としても活動されている中島孝さんです。今日は宜しくお願いします。早速ですが、近況など教えて頂けますか?

中島:今はFリーグのバルドラール浦安というチームで選手をしながら、将来日本を代表して世界を相手に戦う選手たちを育成するために、チームの選手兼コーチとして、チームに携わらせて頂いています。
もちろん、自分も選手として“魅せる“という部分もありますが、細かい戦術的なアドバイスもそうですし、チームのエンブレムの重みを若い選手たちに直接伝えることで、選手たちが年間を通じてモチベーション高く取り組めるように、自分自身も結果にこだわりながら、新しいチャレンジをして頑張っている最中です。

平林:これまでにどんなタイトルを獲ってきましたか?

中島:2006年にバルドラール浦安の前身である「プレデター」というチームで「プーマカップ」という全日本選手権で優勝しました。
僕自身、フットサル選手になる前はずっとサッカーをやっていましたが、その時から「日本一になる」という経験が無かったので、フットサル選手としての目標は「日本一になる」ことでした。
日本一になったらフットサルを辞めて、また違うことをやったり、他の仕事を確立させたいなと思っていたのですが、案外早く日本一になることが出来ました。日本一になった時に忘れられなかったのが、高橋健介(元フットサル日本代表キャプテン、現インドネシア代表監督)と、日本一になったことが嬉しくて涙が止まらないくらい喜んだんです。
その時に、「もう一回、日本一になりたい」と思ってフットサルを辞めなかったんです。
それで今度は、2年後の2008年に現在のバルドラール浦安で日本一になることが出来ました。

 

ゲームアウェアネスプログラムで変化したチーム

平林:昨年度、バルドラール浦安の強化に私も参画させてもらって、Fリーグオーシャンカップ2017では決勝に進み、リーグ戦は体力的なものや環境的なものもあったりして問題も多いなと感じましたが、全日本選手権ではまたみんなが結束して決勝を脅かすところまで行けたというのもあり、私個人としては、「バルドラールが復活したぞ!」というのを世の中に示すことが出来たと思っていますが、チームの創生期からずっとチームに関わって来た中島選手からすると、どのような心境ですか?

中島:戦う度に自分たちが強くなっている実感が得られるシーズンだったと、その時期にも感じていますし、後から振り返ってもそう思うので、ただ単にシーズンを過ごすよりも問題が起こってそれを乗り越えた時に団結してチームが1つになって戦えたシーズンは、やはり結果的に良いものに結びついたのではないかなと思います。
そういった部分では、昨年は新しくチャレンジした1年で、難しいシーズンだと予想されていましたけど、チームが1つになった感じはすごくしていました。良い結果が残せたシーズンだったと思います。

個を強くし、強いチームへ

平林:私が昨年度、チームの強化に携わらせてもらった際、事前にみんなには「こういうプログラムをやります」というのは全くアナウンスせずに、当時の高橋健介監督の元シーズンが始まりましたが、あの時はゲームアウェアネスプログラムの中での、マインドセットや戦略・戦術・状況判断能力を高めるなど、いわゆる「個を強くする」ことをシーズン序盤で集中的にやって、その中で少しずつチームを作るようなことを仕掛けていき、シーズンの途中でも更に強度を上げたり、新しい戦術を入れたりと意図的にやっていったシーズンでした。

でも実はあれは、シーズンが始まる4月の1ヶ月くらい前には全てプランされていた事で、それを事前に伝えずにシーズン中にやることでどれぐらい選手たちが消化出来るかを見ながら取り組んでいったプログラムでした。
それを1年間体感してみて、選手たちはメンタルやフィジカル的にどう感じていましたか?

中島:自分たちが問題を乗り越えられたり、強くなっていることを実感出来たり、そういうことが出来た背景にはゲームアウェアネスプログラムが影響しました。
毎週、週の頭にミーティングで平林さんから話をしてもらい、今自分たちが何をやっているかを再確認出来たこと、同じベクトルを向いて行かないとチームは良くならないし機能しない中で、常にその時期に目指す場所を明確に示してもらっていたことは、チームが一つになりやすかった要因だったと思いますね。なによりも、なにも知らないで練習に入るのと、いろんなことをチームと共有して練習に入るのとでは、やっぱり練習の取り組み方がすごく変わっていたのかなと思っています。
年間を通じて高いモチベーションと目的をみんなで頭に入れながらトレーニング出来たというのは大きな1年だったと思います。

弱さを受け入れて、力に変える

平林:指導者側の大きなチャレンジとして、最初のミーティングでチームに対して言った「年齢に関係なくシーズンを通じて上手くなる」そして「チームとして結果が出せるようなところに勝って行く」ことをみんなと約束してシーズンが始まりました。
Fリーグの中で平均年齢が一番高く、練習拠点の関係で練習時間が日本一短く、練習回数も少ないし合宿も結果的に出来ず、オフフィールドの活動も食事会を2回しか出来ない中で、他クラブの順風満帆に潤ったチームに対して何かを勝って行くというところに、大きなモチベーションがありましたね。

中島:おっしゃる通りで、これまではそういう弱い部分があったのも見せないようにしていたところがありました。でも、その弱い部分もしっかりと表に出して受け入れた中でどう強くなって行くのか、そういう部分での整理できたと思います。

平林:プログラムを進めていく中でいくつも用語が出てきたと思いますが、その中で心に沁みついた言葉はなにかありますか?

中島:平林さんがよく口に出していた「強いオプション」という言葉は、今でも僕は使っていますし、自分にも言い聞かせるというか、シーズン最終盤にはみんなが口にしていたと思うんですよ。それは言葉を通じてチームが一つになっていたと思いますし、みんなが意識して心に残していたと思います。

平林:他にもあからさまに「強度」「脅威」「ポジティブ」とかの言葉をみんなが口に出して言っているチームは珍しいと思うんだけど、嬉しいよね。

中島:そうですね。チーム内で各々が仲間を鼓舞する言葉として多く使われていましたね。

ビジョントレーニングを体験して

平林:ゲームアウェアネスプログラムの一つである、「ビジョントレーニング(目の使い方などのトレーニング)」もやりましたが、そこで「おっ⁉︎」という気づきは何かありましたか?

中島:「うわっ、こんなトレーニングあるんだ!」っていうのが率直な意見・感想でした。専用の機器等もなかなか機会がないと使用できませんし、もっと世の中に出て行っていい仕組みだと思いますね。そういう知識が広がることでフットサル・サッカーだけでなくスポーツ全体のレベルを上げることにつながるし、僕自身ももっと勉強したいと思いますね。正直、もっと若い頃に早く教えてよって感じでしたね(笑)。

平林:模範となる現役選手であり、キッズに対して身体やテクニックで見せられるコーチであり、フットサル(サッカー)界のキャラとしては非常にレアな存在として、これからまだ何年もチャレンジしてもらって、いつか将来100%指導者になる際には、このゲームアウェアネスプログラムも深みを持っていると思うので、その時は一緒にアイデアを広げていける仲間として関わってもらえたら嬉しいなと思います。

中島:頑張ります!その時は是非またお力を貸して下さい!!

(2018年10月中旬 取材)

 

バルドラール浦安 今後の試合予定

・2018年11月3日(土) 浦安市総合体育館
DUARIG Fリーグ 2018/2019 ディビジョン1 第20節
vs エスポラーダ北海道

・2018年11月12日(金) べっぷアリーナ
DUARIG Fリーグ 2018/2019 ディビジョン1 第21節
vs バサジィ大分

・バルドラール浦安公式HP:http://bardral-urayasu.com

・中島選手 Instagramアカウント: @pequeno_7

 

ファッションブランド「LUZeSOMBRA」

【LUZeSOMBRA(ルース・イ・ソンブラ)とは?】
中島孝 氏がモデルを務めるフットサルウェアのカルチャーブランド。
「地球とボールで遊ぶライフスタイル」をコンセプトとし、フットサルに特化したスポーツウェアを中心に、オーガニック素材、リサイクル素材を使用し、可能な限り地球循環に即したアパレルラインを展開。またフットサルチーム、プレイヤーからミュージシャン、ペインター、サーファー、スケーターまで、ジャンルを問わず〝自己を自由に開放する人たち”をサポートしている。

・LUZeSOMBRA HP:http://www.luz-e-sombra.com

 

平林泰三 プロフィール

・名前:平林 泰三(ひらばやしたいぞう)
・生年月日:1975年4月24日
・血液型:AB
・出身地:宮崎県

2005年にアジア人初となるフルタイム(プロ)レフリーとなり、世界中で活躍し、数百試合でレフリーを務め、2007年には『Newsweek』誌において、「世界が尊敬する日本人100人」に選出されました。
ラグビー日本代表のバックルームスタッフとしてゲームやレフリー分析などに尽力し、2015年のラグビーW杯イングランド大会で繰り広げた強豪チーム・南アフリカ代表との一戦での劇的勝利にも貢献。
現在は各スポーツ団体に対し、新しいコーチングプログラム「ゲームアウェアネスプログラム」の開発・指導を行っています。

2018年10月1日より当社とマネジメント契約を締結

ゲームアウェアネスプログラムの内容や費用に関するお問い合わせ

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